コマンドの一部はパラメータにファイルを指定します.
下図の例では,ファイルの情報を確認するコマンドとして ls
に,詳しい情報を表示するためのオプションとして -l
,操作対象のファイルとして /Users/tk/Downloads/tk.pdf
を指定しています.応答の意味は中央付近の長い数字がバイト数で,その右が更新時刻です.操作対象のファイルの指定は,キーボードでタイプする代わりに,ファインダなどのGUIからドラッグアンドドロップすると便利です.
GUIでの「今表示している場所」に相当する,「カレントディレクトリ」(HWB)を活用すると,短い表記でファイルを指定することもできます.
例の後半では,ファイルの同一性の判定のために,md5sum
というコマンドで電子指紋を計算しています.
Excelを使った平均情報量の計算の演習の一部で,ZIP形式のファイル圧縮を行います.
このとき,ファイルサイズが元より大きくなることがあります.unzip -l
というコマンドを使って,zip ファイルに含まれる中身を表示してみましょう.よくある原因の1つは,下図の2回目の例 consititution.txt_2.zip
のように,__MAXOSX
という隠しファイルが(意図せず)同梱されていることです.