拡張子は,ファイル名の最後の .
以降の文字列です.たとえばhello.txt
なら,txt
が拡張子です.
ファイルの種類を示すために,慣習的に使われます.たとえば PDF は拡張子 pdf
を持つことがほとんどです.また日本語ファイル名であっても,拡張子部分にはASCII文字のみを使います.
GUIではファイルの種類をアイコンで区別できるため,初期設定では,拡張子が表示されないこともあります.悪くすると,hello.txt
がhello
にみえるだけでなく, hello.txt.pdf
が hello.txt
と表示されているかもしれません.
教員から「拡張子 .txt を持つ名前で提出せよ」など指定された場合は,拡張子を正しく表示する設定に変更して,提出前に確認しましょう.
macos: ファインダの Preferences から,Advancedタブの Show all filename extensions
を有効化
MS Windows: エクスプローラーの 表示タブの「ファイル名拡張子」 (画像右上) をチェック
なお,このような命名は慣習で強制的なものではありません.そのため,たとえば hello
(拡張子無し), hello..
(拡張子不明), hello.txt.pdf
(txt? pdf?) など標準から離れた命名をすることも (ほとんどの環境で) 可能です.
さらに,近代的なOSでは,拡張子に頼らずにファイルの種類を管理したり判定する機能を持つかもしれません.
しかし,拡張子によってファイルの種類を判定する機会も残るため (e.g., UTOL),慣習に従って命名することをお勧めします.
see: HWB 拡張子
筆者が知る限り CUIで拡張子を隠す環境はありません.そのため,CUIを使える人は,拡張子の確認をCUIで行うと確実です.
ls *.txt
のような表記で,特定の拡張子を持つファイルを一括して扱うことができます.
see: terminal/files